[イヴァンに付き添われて広間へ入ったとき、]会釈を返>>1:144し、「風邪なら無理はせず自愛を」>>1:144といたわりの言葉をかけてくれた侍祭 ライヒアルトは、神妙な顔>>1:147つきで。教会の一員であるだけに、何かを知っていそうに思えた。旅人を凝視す>>1:146る彼の心情を察することはできず、ユリアンはしばしライヒアルトを見つめる。その視線は、これから自分たちが何をすべきかの指示を期待するものだったけれども、若い侍祭には通じただろうか?]*