ー 宿泊施設・広間 ー ……はぁ。 これ以上は無理っぽい……[額に残った汗を腕で拭い、立ち上がる。随分長く拭き続けていた気がするが、赤色はやはり完全に落とすことはできず。鉄錆のような臭いもまだ微かに残っていた。] ごめん、これ片づけたらちょっと休んでくる。[その場にはまだ誰か残っていたか。そう言い残して、広間を出て行った。]