― 二階/ハーヴェイの客室 ―[先ほど、亡骸を安置した部屋に戻る。携えた道具は一度、寝台脇のサイドテーブルに置く]「死者に罪は無く、全ての生きとし生けるものは神の愛し子」と言う人もいますから、ね……お気に召さないかもしれませんけど。「仕事」ですし?[ハーヴェイの顔を覗きこんでそう言って。そうして、表情を消して、行うのはやはり弔いの儀。それを終えた後、表情を、変える]