[血の色が見えると>>17、びくりと身を竦ませた。自分が撃って怪我をさせたのかと思い込む。]ごめん、な、さ[責められているように感じて、途切れに謝罪が零れる。だが小声で囁かれた言葉は――撃った振りをしてればいい、なんて誰にも言われなかったから、瞬いた。ほんの少しだけ脅えが引く。ノブの優しさは変わらないように思えた。だがどうするの、と尋ねる事は出来なかった。脅えはまだ消えず、大人二人の様子を伺うように、ゆっくり下がって立ち上がる。身を隠すものはなかったから、とても頼りないように思えた。]