[互いの手すら取り合えないまま、自滅へと転がり落ちる様は人朗からすればさぞかし滑稽な見世物だろう] ……きっと人狼は、私たちの様子を 哂いながら、見ているのでしょうね。 でも、どうしようもないのかも。[ノーラの言葉に同意して自嘲するように呟く。心を開くためには、既に遅すぎるように思えた]