[向けられる笑い。それは、ほんの少しだけ、記憶の奥底の何かを刺激して]は……上等。[低く、呟く。『封護の陣』を正し、解するため、麒麟の癒しを受けて来た事もあり。今は、心身ともに、万全に近い状態。その状態をこう使うのはどうなのか、という冷静さは、今は感情に打ち消され]……はっ![短い気合の声。屋上を蹴る、乾いた音が響く。低く構えつつ、一度開けた距離を詰め、放つは左下段から、右上へと抜ける斬り上げの一閃]