― ハーヴェイの部屋 ―
……そうだなァ……やっぱそれしかねェなァ……
[被害が出ないかどうかでしか分からないという返答にやれやれと肩をすくめ。
だが、続いて潜めた声で告げられた言葉に驚いたように瞬いた]
……人狼ではない、か……
へェ……
――まァ、一応、信じてみるとするか。
[どこまで信じられるかは分からないが、外を気にする様子を見せるのに、他にもいるのかもしれないと思考をめぐらせる。
口外するなといわれればわずかに頷いて]
……いう相手もいねェから心配はいらねェよ。
んじゃ、俺は、戻るわ。
[そんな軽口を叩いて、ハーヴェイの部屋から出て行った**]