─ 広場 ─
えっ、本当かい?
なら今度お礼に、ええと…戸棚の立て付けを直しに行くよ。
ほら、こないだちょっと良くないって言ってただろう?
[カチューシャの言葉>>6に、ボクは顔を輝かせた。
彼女の料理は絶品だ。ボクはとうの昔に競うことを諦めた。
いや、完全に諦めてもまずいのだが]
カチューシャのサンドイッチがあるなら、やろうか。お花見。
なあに、狼だってもう満足したさ。きっとね。
なんなら、そこの花壇の花を見て食べたっていい。
[軽く肩を竦めて、兄貴を見上げた。
兄貴の冗談は分かりにくい。今だってそうだ>>10]