[「何かがおかしい」としか、男には理解出来ていない。瓦礫を打ち砕こうと、其の後の追撃がやってこないのだから、怪しい事には気付いていた]――。[「何を狙っている?」男は声にしなくとも、其の目で訴えかける。最も、答えが返ってくる事など期待していないが]やれやれ…とんだジョーカーを切られたもんだ![更に建物から距離を取るように跳躍。盾にするように右手のカードを前にして]"ブラックボックス"ほど怖い物は無いねぇ…!