― 都市の通り ―
[驚愕した様子のメリル>>24を哀しげな眼差しで見詰め、小さく頷く。
――こんな表情を見たくはなかったから、出来れば秘めておこうと思っていた。
けれどクレイグが消えた今、全てに目を背けたままではいられないと思った]
……ごめんなさい。
あの時、言えなくて。
[初めから全て打ち明けているべきだったのかは、今もわからない。
ただ、礼を言う彼女に頷いた。
頭に手が伸ばされるのに気付けば、少し照れた顔をしつつも、素直に受け入れた]
はい。
僕も……そうしようと思います。
メリルさんに頼まれた仕事のこともありますから。
[物悲しさの残るメリルに向かって、どうにか微笑みを見せようとする]