[ひらりと落ちる羽根、見覚えがある気がしたが今はそんなことはどうでもよく。
爆風を収束させてちら、と舞い上がった姿を見上げるも]
遅いよりはましだろうが。
……蝋で固めた鳥の羽根ってわけじゃあなさそうだな。
[ひらひら落ちていく羽根を少し見送ってから小さく嗤う。
前方から来ると思わせ背後からの切り払い、少し瞠目はしたが背に傷がつくことなど気にもしないのか微かに刃によって服に血が滲んでもそれを感じないかのように無視して一歩下がると、斬り払いによってできた相手の面への隙を狙ってその左眼球を狙うかのような突撃]