人狼物語 ─幻夢─

91 白花散る夜の月灯


娼妓 カルメン

―談話室―

[ライヒアルトが諳んじた歌>>23にピクと肩が揺れた。
顔をあげた拍子に亜麻色の一房が黒の胸元へと流れる。]

 その歌、――…シスターが昔うたってくれた。

[名高き歌い手の声と老尼僧の声は重ならないけれど
それでも思い出し懐かしむには十分。]

 ――祝福の歌、かしら。

[ぽつとそう呟いて、ライヒアルトを見遣る。]

(27) 2014/01/16(Thu) 01:14:53

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