[小さく舌を打つ。
狙いは別に悪くはなかったとは思うのだが、その辺はまだ自分の中に甘さがあるのだろうという判断。
ひゅ、と後方へ大きく下がると左の手の長刀に炎を奔らせ]
さぁて、墜ちたくなけりゃ聞かないほうがいいんじゃねえの?
[斬、と縦に銀焔の鳥を断ち。
やはり獲物が使いにくいのか、僅かに不機嫌そうな顔をしたが]
…派手な音は、集中しなきゃ使えないらしいな。
[気づいたように言葉にわざとする。
そして背に白焔の片翼を顕現させればぐん、と大きく近づいて]
──dople fayra tussu:hymmne>>naja
[口にする音は人の言葉にあらず朱雀の言葉。
長刀を大きくふるえばその軌跡は焔弾をいくつも造り上げてその軌跡のごとく襲いかかる。
二すじ、三すじとそれは集中をする暇を与えぬように連激となり]