ん、まあ、あれだ。
召喚元は外に出したから、継続しての召喚はなかろうが。
……問題は、これからどうするか、だな。
何せ連中、俺が触るだけで無尽蔵に増えるし。
[『魔本』との盟約により、世界と世界の狭間にある『混沌の海』と繋がる身体は、ある意味では無限供給される魔力発生器。
ふわふわに触ったらどうなるかは、推して知るべし]
そんな訳だから、生徒を外に出すにしても、一気にはできん。
ま、ゆるゆるとやって行くしかあるまい。
一応、ギュン爺は外との連絡をとっておいてくれ。
[どこまでもさらり、とギュンターに依頼する様子には。
やっぱり、危機感は欠片もなかった。**]