…そっか。[ナターリエをじっと見詰めた後、頷いた。彼女の言葉は、ライヒアルトが人狼だと知っていたと言っているようなものだ。そう思ったけれど、今はそれは些細なことだった。人狼が死んだ、と分かったのだから]わかった。ありがとう、シスター。……それじゃあ、他の人狼も[言いかけた言葉は止めて、唇を引き結ぶ。何を言えばいいのかわからなくなって、ただそのまま黙った]