[ぱちぱち、と瞬き。
それから、一拍置いて、しっかりと返事をする。]
うん。
僕、ミケル。
熱い、やけど? だいじょうぶ?
[内容を思い出して、あれ、って今更思って、いつもと比べたらすばやく…とはいってもそれが普通くらいで、部屋に上がらせてもらう。
断じてクッキーに釣られたわけではない。]
コレットおばあちゃん、火傷したら、冷やす。
[頭の中で色々考えたけれど、出た言葉はそんなもの。
だけれど、手にするものを見て、手を差し伸べた。言葉は遅いから、何も言わないけれど、代わりに持つ、というように。]