─ 談話室→ ─
[エーリッヒの言葉>>28に頷いて、イレーネの様子を確認してから談話室を出る。
火打石と点火材になるものを手に、客室のある方へと向かった]
………。
[一つ目の客室に入る前、人の気配がする扉を一度じっと見詰める。
そこに居るのは恐らく行商人。
いけ好かないが、暖炉に火が入っていないとなると、後で老尼僧が気にするかと考えて]
……失礼する。
[ノックの後、声をかけて中の様子を窺った。
勝手に火入れしているなら直ぐに立ち去り、そうで無いならばこちらで火入れをしていく。
その間、碌に口は開かなかったことだろう。
用が済めば行商人の居る場所からはさっさと居なくなる]