─ 集会場 広間 ─……………ちっ。[ライヒアルトと団長のやり取りを眺めて、団長が決定を覆す気が無いのは見て取れた。『幻燈歌』の内容は勿論知っているし、再現する、と言う意味も分からないわけではない。だからこその舌打ち、ではあるのだが]マジで殴らねぇと気が済まねぇ。[ぽつりと、低く漏らされた声は団長と共に来た自衛団員の耳に届いたらしく、警戒の色と共に身構えられた。その様子は鼻を鳴らして一蹴。右手を左腕から離すと、自分を呼びに来た自衛団員を見つけてそちらへと近付いた]