─ 広間 ─……ま、それは確かに、ね。[気にかけてくれるひとが、というのは否定すべくもない。だから、そこには素直に頷いた。>>29僅かに滲んだ色、刹那で消えたそれを問うのはためらわれるからそれ以上は言わず]ああ、それじゃ、後で。今から行くと、夕食に間に合わなくなりそうだからねぇ。[代わりに向けるのは、笑いながらのこんな言葉。**]