[にっこり笑って言い切った後、診療所の中へと招き入れる。
窓辺の止まり木にいた白い鳥が、挨拶するように羽ばたいた]
骨は、大丈夫なようですけれど。
……これ、タイミングが良かったら、もっと大変だったかもしれませんよぉ?
無茶は、ほどほどにしないとです。
[一応、注意しているのだがイマイチそうは聞こえないのは、間延びした口調のせいだろう、多分。
のんびりとした物言いとは対照的に、消毒などの手当ての手つきはきびきびとしていたりする]
裂傷と、軽い打撲、ですねぇ。
少し熱を持ってますから、なるべく安静に、ですよぉ。
[丁寧に包帯を巻き終え、にっこり笑いつつ傷の上をちょい、とつつく。
手当てのおまけは、治癒を促進する簡単なまじない。
治癒術を使わないのは、今後の撤去作業に備えての温存モードだからだったりする]