[団長の意図は、読める。わかるからこそ、それを問い質したくない、と思うのは血縁故に。全体の安全のために、少数を危険に晒す。この人は、それを厭わずにできる。できると、知っているから、逆に苦しくて。問いを続ける事はできず、目を伏せて、肩の上の真白を撫でた]