─ 12月×日当日/パソコン室 ─
……え?
[赤く染まる頬と驚きの声にきょとりと瞬きをした。
何やら言いたげな響の眼差しで漸く失言を悟った。
謝ろうかと思った矢先、断りの言葉が女生徒の口から発せられて]
は、はは……
それなら必要なさそうだね。
[曖昧な笑みを浮かべるのは失言ゆえの気まずさから。
オフ会の事を聞けば興味深そうに相槌を打ち]
キミはよくオフ会に参加するの?
ああ、ボクはほら、受験生だから、ね。
[オフ会への誘いは幾度かあれど参加する事のなかった青年は
手近な机の縁に腰を預けて薄い色の眸を細めた]