……病は気から、かな。
でも、離れていて通じたなら、運命?なんてね。
[いつもの軟派に一歩届かないような声音で、
ノーラの手を取った。
そこに棘が残っていたならとれる範囲で取って、
視線を上げて確認する数値――彼女もまだLv.2だ。
やはり覚えるのは少しの安堵と、多くの不安。]
あはは……。
やっぱり、ノーラさんには隠し事出来ないみたいだ。
[ふっと身体が軽くなった。先程一瞬増えた重さと同じほど。
もしかすれば、首輪の数値の動きを彼女はとらえてるかもしれない。
その感覚に少し、緑は瞬いて]
折角、可愛い服着てるのに、血で汚しちゃったら残念だね。
足洗いにいこうか?1人で歩ける?
[はっと我に返ると、怪我をしたベアトリーチェに声をかけた。]