─ →3階・ギュンターの私室 ─[客間が並ぶ廊下では黒猫が鳴き続けていた。にぃぃ、と鳴く声を聞きながら、黒猫が3階を見遣る仕草を見る]上か。[そう言っているようにしか見えず、階段を上り3階へ。階段を上り切り廊下を進むと、ギュンターの私室の扉が開いているのが見えた。そこかとあたりをつけ、ギュンターの私室へと近付いて行く。近付くにつれ、漂う匂いに軽く眉を寄せた]