─ 談話室 ─…アーベル…。[力無く落ちる腕>>36。左腕までもが動いていたことには驚いたが、それを指摘する雰囲気でもなく。そう言えばエミーリアの宿に宿泊していたのだったか、と様子の変化に思い至る。掛ける言葉は見つからず、娘にするように頭を一度、ぽんと軽く叩こうとした]