─ 広間 ─
[ヒューバートの仕草>>43に視線は一度鉛筆の背が叩く部分へ。
次いで向けられた言葉にヘンリエッタの瞳は自分の胸元へと落ちた。
なだらかな胸元に佇む銀と赤の色。
ヒューバートだけでなくユージーン>>44からも褒められて、ヘンリエッタの頬に再び朱が差した]
ありがとう。
お父様からもらったの。
[幼さの残る言葉遣いで嬉しそうに言い、二人に対して満面の笑みを向ける。
両手でネックレスを大事そうに掬うと、胸元にあった時よりも間近に見ることが出来て。
銀も赤も、室内を照らす光をキラキラと反射しているのが分かった]