ベルナルトさん……? まさか、また――。[その近くまで歩いていく。近づけば血臭は増して扉の向こうの光景に足を止めた] イヴァン、さん……。[小さく首を振る。タチアナが、彼は人だと言っていた。もちろん今も、甘い匂いなど少しもなく。思い出されるのは昨日厨房で見せた笑顔]