─ 広間 ─
[膝をつき、目線を下げてくれるヒューバート>>42。
未だ背の低いヘンリエッタにとって、距離を縮めてくれるその仕草はありがたいもの。
好意抱く相手の顔を間近に見ることが出来た]
リンゴが赤くなるまで?
じゃあ何日かは居るのね。
また旅のお話や絵を見せてくれる?
[嬉しそうな笑みを浮かべて、ヘンリエッタはヒューバートへと問いかけた。
以前自分を描いてもらった絵は額縁に入れて大事に部屋に飾ってある。
ヒューバート自身が言っていたように風景画ほどの出来ではなかったけれど、魔法を紡ぎ出す手で描かれたそれはヘンリエッタの宝物となった]