[少女が追う動作に、銀の笑みは少しだけ深まる][躊躇いがちに掛けられた声には、銀と青とが首を傾げて]『どうぞ、お嬢さん。優しくしてね?』[ち。ちちちっ][笑み混じりの女の声。銀糸もひとつ頷いて][零れていた粒子は今は途切れ、密やかに同色の月光を弾くばかり*]