─ 一階 ─[地下に探す者の姿はなかった。隠れられそうな所や、昔実際に隠れた所、思いつく限りを見回っていなかったのだから、ここは外れ、という事なのだろう] ……さて、そうなると、どこになるか。[小さく呟いて、一階へと上がるものの宛はない。一先ず湯を使って手を洗うか、と歩み向けるのは浴室の方] ……誰か、いるか?[いきなり戸を開けるのではなく声をかけるのは、一応、思わぬ事故を避けるため。*]