―集会場・個室―
[音が鳴りやんだのはいつ頃が。
主が休んだだろう事を知ると、部屋を出た。
瞳の色が元に戻らなかったので、眼帯はないかと探しに出かけ――――再び部屋に戻り少し休んでいれば、外の騒がしさを聞きつけもう一度外へ出る。]
……どうかしたんですか?
[廊下のあたりで鉢合わせたのは、自分を撃った青年。その腕に抱えられていたのは。]
……パトラッシュ、さん。
[見知ったもふもふに目を何度か瞬かせるも、驚くような素振りは薄い。同僚の死は、まだ重しのように内に残っている。
パトラッシュにつけられた傷は毛布に隠れてよく見えなかったが、はみだした部分から所々焦げたような箇所が見えた。光線銃のような跡だろうか。
サイキッカーにやられたときけば、そうですかと呟き返し。
個室に入る彼らをその場で見送った。]
…生きてるのは6人、か。
[呟きは確認のように聞こえるか。**]