―屋敷/広間―そんな風に馬鹿にするから、こんな所に呼ばれるんじゃないのか。だが、その気持ちは俺も同じだ。[やりはしないが、と言いながら、彼女の動きを見つめる。二階へ行く、というのには、手を振り返さず]あぁ。鍵も壊れているかもしれないしな。好きな部屋に入っていればいい。女は、鍵があるほうがいいだろうし。[だから自分は後でいい、という意思を示して、見送った]