「来たばかりでも、あの人をまっさきに知ることになるやろうからな」[同意するように頷きながら、今度にと頼まれる提案の言葉には即答で]はいっ![笑顔で嬉しそうに答えた。そんな様子を眺めてもう楽しくてしかたがないというように、ヒュレストと二匹ヴィターは事態を静観しながらにやにやと。すまなそうなディルスタンの視線や、トリスタンの言葉をよくよく思い出し、あれ、なにかが違うと気づくのはしばらくしてからのこと*だった*]