[広間に戻ってきたイヴァン、それにニキータに、タチアナ。 彼らの姿に気付けば瞬き、軽く挨拶を。 それからは視線は目の前の料理へと向き、 一口つける度に、表情は確かに綻んでいた。] ん。美味しい――。 フィグネリアさんも、イヴァンも、ありがとう。 ……こうして作って貰えると、やっぱり嬉しいね。[礼を言われることでも、なんて言われても居たが>>35 それでもやはり感謝は告げていた。 そんな彼女にはさっき首を傾げられてしまったが――、 その時は特に訳を言うこともなくただ笑んだだけだった。]