─ 孤立当日/夜 ─
あー……疲れた。
[朝から一日動き回っていたせいか、日が暮れる頃にはすっかり疲れ果てていた]
……お客多いのは、いつもなら気になんないんだけどなぁ。
[そう、来客自体は嫌いじゃない。
だから、苦手意識の抜けないカルメンに泊まる旨を伝えられた時>>9も、「構いませんよー」と返せていた。
元より、祖父が構わないと言っているのにこちらがごねる筋もないわけなのだが、それはそれとして]
集中力、落ちてるよなあ……兆候あったみたいなのに、気付けてなかったとか。
[思い返すのはユリアンとのやり取り。>>50
自覚症状もなかったようだから、無理もないのだろうけれど、病の兆候を気取れなかったのはちょっとだけ悔しい。
そんな悔しさもあったから、掠れた声での確認にも「完治するまではここでゆっくりして!」と言い切ったりもしていたのだが]