─ 翌朝/廊下 ─
[団長の強張った表情は、やって来た姿>>54を捉えて、緩む。
視線の動きを辿ってその姿を目に留めると、は、と小さく息を吐いた]
……おっちゃんは、地下室の、廊下。
[管理人はどこに、と言う問いに、返すのは短い言葉]
案内、いる?
[問いに返るのは、否。
それより、皆を広間に集めるように、という指示に、わかった、と頷いて、地下へと向かう背を見送り]
……っとに。
なんていうか、サイアクだよ、ねぇ。
[団長の姿が遠のくと、ぼやくような言葉を落としつつ、何とも評し難い、苦笑めいた面持ちをゲルダへと向けた。*]