― 聖堂への道 ―あと少し…[聖堂が大きく見えてきて、少し気が緩んだ。新雪の上につけられた道は見た目以上に凸凹している。その窪みに足を取られ、つんのめった身体が宙に浮いた]…っ![放り出しそうになった荷物を慌てて引き寄せる。その上で華麗に着地するには少々着込んできていたので、浮いた身は重力に引き寄せられるまま]…………。[真白と口付けを交わす羽目になった]