―第二階層・自室→ー
[オーフェンを連れて部屋を出ると廊下に転がる死体やら地の跡やらは綺麗になっていた。
通路の奥の方を見ると定期清掃を行う大型の掃除機械が作動しているのが見える。普段よりも長い時間がかかっているのは清掃量が多いため。
さしたる人工知能も搭載されていないその清掃機械にとっては、廊下に転がる死体などはゴミや汚れとしか認識されなかったらしい]
誰がか…、
[オーフェンの質問には答えに窮する。再度頭の中にスティーヴの言葉を思い返してから]
誰がかは、よくわからないが…、
スティーヴは違うような気もするな。
[何よりも警戒心と、それにともうなう知識と行動力がこの中では一番ように感じる。そんな彼は一番寄生される可能性は低い気がした。
またPMCを誰よりも一番探しているらしい姿からもそう思わせた]