―西殿・結界前―[掛けてきた機竜の仔へと、ゆるりと首を振る]まだ、推測でしかありませんが……虚竜の王の力が、働いたようです。[端的に、エーリッヒへと伝える。そこで結界前に駆けて来たのは、風の若竜で]ティル!今まで、どこに?それより、陽竜の――[そこまで尋ねたところで、風の若竜は首を振るって。裏庭で見たことを、場に居る竜たちへと、身振り手振り交えて説明してくれた]