[徐々に砂へと変化していく地面。しかし地面への気の回りが遅い。攻撃をくらい過ぎたか、変化させるための気の練りが足りていない。連戦による精神的な疲労も残っていたのだろう]ぐっ……![成すすべなく、水のレーザーは幸貴の腹部を貫いていく。くぐもった声を漏らし、貫かれる反動で後方へと吹き飛び、そのまま仰向けに倒れ込んだ。倒れた地面に、少しずつ紅き溜まりが形成されていく]