[送信ボタンを押して、ため息を一つ]
振られたときの慰め方、ぐぐりゃあ良かったかね。
しかし我ながら、霧に巻かれたものはあの村にエントリーしたもの、って結びつけるにはまだ早いかな?
[ぶちくさつぶやきながら、再びSNSの自ホームを表示されると、krutからの返信メッセージが届いていたことに気づく。]
To:krut
本文:レア者だと思うなら相応にあつかって欲しいのだが。
霧の原因が私にあったら面白いんだが、違うからな?
あんな霧というかエラーというか、私も見たこと無い。
これ以上人狼界の人口が減ったら困るよなあ。
……ひょっとして、お前もあの村にエントリーしなかったか?私はエントリーしたとたん真っ白になったぞ。画面が。
(今回は非常事態だ、ここだけの秘密だぞ)
[思いを込めたメッセージの一部が意図的に無視されていることに口を尖らせつつ、自分の思いつきを立証するためにkrutにもエントリーしたかどうかを聞いてみることにした。
今回は仕方ない、と心の中で言い訳をしながら。]