[背を向けたユーリへ、ひとり言のようにつぶやく]貴方に分かるかしら。物心ついてから自分自身の生まれた年がその「周期」だったと、知った時の気持ちが。天上にして至高の青……、頑張って頑張って長生きでもしないかぎり、それを見ることすらかなわないのだと、知った時の気持ちが。[憧れと羨望を湛えた声は、冷静な薬師のものではなく、どこか「外」を望む若者のようにせつなく]