― 自室 ―
うふふ…… 待っておくれ、かしかしちゃぁーん……
[引きずられて>>11首が絞まりかけ、ちょっと遠いところに旅立ちかけていたものの、結局のところ樹人のため単なる夢だったに違いない。寝言は割り合い、幸せそうだった。
風の精霊とバンシーのおかげで無事に部屋――というよりは木の洞窟の中に運び込まれて、寝台は無い故に土の上に寝かされてからも暫く意識は飛んだままだったが、耳元での囁き>>70に びくっ と肩が小さく上がった]
うひょぅっ
[起きても寝ていても、目は閉じたまま。
二人が部屋を出るなら、止めることもない]