[はぐらかそうとした直後にすかさず齎されたヴィクトールの声>>69
指たてて戯けた様子を見せる彼に困ったような顔をして肩を竦める。
玉葱キャベツと切り揃えてからフィグネリアに顔を向け]
ん、魚を捌くのも慣れてはいるけど、……って、
綺麗な女性に見詰められると緊張しそうだ。
[軽口めいた返しだが尋ねに応じる頷きを一つ]
簡単なものでもキミの手料理が食べてみたい。
――…なんて言ってもダメ?
[甘えるような態で彼女にねだる。
髪をまとめようとする様には名残惜し気な視線注ぐも
料理中なら仕方ないと一旦引き下がり]
俺はパンの仕込みでもしておくよ。
[調理時間を考えながら魚を捌くは後に回した]