[一歩、遅れるように地上へ降りる。強引に起動した糸がばらり、と周囲に落ちた。背の銀翼が──重い]はっ……何せ、こちとら、化け物なんでねっ……。生きるためにゃあ、何でもできる……って事に、しときな……。[こちらも膝をついた姿勢で、息を切らしつつ、言い放つ。左腕と右足からは、先ほどの跳弾で受けた傷が紅を零しているものの。前を見据える蒼は、*力を失ってはおらず*]