[心身ともに消耗した女の身には
絵を描くという行為一つにも酷く疲れを感じる。
無理をするなとライヒアルト>>62が言うを思い出し
女は微かな苦笑を漏らし、ペンを置いた。
ブリジットの部屋から聞こえる悲鳴>>58
彼女の名を呼ぶ叫びに聞き覚えがあり、女は部屋を出る。
ウェンデルがエーリッヒへと声掛ける>>60が聞こえた]
エリィ……、ウェン……。
[二人の名を紡ぎ、動けずにいれば
シーツとタオルを求めるエーリッヒの声>>67が届いて]
……私が借りてくるわ。
[二人に断りを入れてからリネンを取りに向かう。
白いシーツとタオルを抱えて戻れば
其れをエーリッヒへと渡した**]