人狼物語 ─幻夢─

72 天より落つる月の囁き


貴族 ミハエル

― 今朝・集会場外 ―

蒼花……ユーちゃんが?

[ゼルギウスの言葉>>64に、眉値を寄せた。
『場』に同じ花が重複することなどあり得るのか、と自問し。
昨日微かに思い出した、幼い日に見たユーディットの腕の痣のようなものに思い当たる。

ユーディットの腕にそんなものが刻まれた理由はわからない。
自分の胸にあるそれが何かを知らなかった筈だから、ユーディットが自分でやったとは考えにくく。
父か執事あたりが、いざという時の替え玉にするために、刺青を入れさせたのだろうか…と思考が飛躍した]

台所に出入りしていた人……では、その中にいるのでしょうか。

[人狼は複数いるはずだから、台所に出入りしないからといって人狼ではないという保証はないが。
そう呟いて、視線は教えてくれたゼルギウスを経て、その場に出てきているなら、ローザ、ブリジット、アマンダ、ベアトリーチェに向けられただろう。
伯父も出入りしていた一人だが、彼は蒼花がどこにあるか知っていたから除外した。
アマンダとベアトリーチェも疑いたくはないが、視線は半ば無意識に向けらる。

なお、ローザが双花を支える一人であることは、その話の時には近くにいなかったので知らない]

(76) 2012/01/17(Tue) 15:21:18

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