― 森の中 ―[不意に、枝の折れる音がしてそちらを見ると、やはり追いかけてきたらしいヒューゴがそこにいた怒っているように見えるのは、クレムが自分の時間が短いと嘆いたせいだろうか?だけど、子供には難しいことまではわからなくて、そのまま視線を二人へと戻すゆっくりと、クレムがポラリスへと歩み寄るのを見て、不意に不安を感じて]……クレムお兄ちゃん、だめ!![少しだけ近付いて、制止の言葉を投げた。止められるなんて思わない、けれど、止めなければ封じられてしまうから]