[楽しそうにしながら逃げていく生徒たちと、その逃げ先とに真紅の瞳をじぃ、と向け、思案するような素振り]……ま、いいか。今から消耗する必要もないし、な。[口の端上げたまま、なんかさらりと言って。す、と上げた手にすとん、と落とすのは漆黒の書物。呆れたような水晶龍の視線もどこ吹く風と、ぱらり、そのページを*めくった*]