そう、なのかな。[自分の気持ちを語るというには、少し不安定な声。考え込むように目を伏せたけれど、すぐにナターリエをじっと見詰める。蒼花として――違う。わかっている。だけれど、そう言うことはない。痛みはあるけれど、それに蓋をする]そうだね、きっと君も――僕と同じように、役目が望むのだろう。シスター…ナターリエが彼を庇っている間、苦しかったんじゃないかな。[彼、といって、視線はライヒアルトの体へと落ちる]責めていいんだよ、僕のことを。……僕は君にも言っていないことがあるんだ。